久々の乗船(満澤 巨彦編)
久しぶりにJAMSTECの調査船<新青丸>に乗船なさった満澤氏。南海トラフに設置されている地震や津波などの観測機器の整備が目的の航海だったそうです。水深4500mまで潜ることができる無人探査機による海底に設置してある機器<ハイパードルフィン>の整備が目的です。
「私の乗船は8日ほどだったのですが、2年ぶり、さらに春先の天候の変化が激しかったこともあり、最初の2~3日ぐらいは船酔いで辛い中、船上でいろいろな作業をすることになりました。何回乗っても間が空くと最初は船酔いの克服からです。<新青丸>は約1600t、海洋調査船としては中型の船なのですが、それなりに良く揺れます。」満澤氏の船酔いの克服法は、酔い止め薬は飲まず、ひたすら耐えるというやりかた。横になるとなかなか慣れないので、横になるのはできるだけ我慢して座ったり動いたりして過ごす。この時が一番つらく、最初の日は、ほとんど食事もとれずお酒も飲まず、風呂も入らずに、夜まで我慢して起きていて早めに就寝。すると翌日は少し良くなり、軽く食事ができるようになり、徐々に回復して3日目ぐらいには食事も普通にとれるようになるそう。だいたいこのパータンで船酔いを克服しているとおっしゃっていました。
さて、今回は調査研究というより<ハイパードルフィン>を使った海底の作業が主で、海底で作業するためにその道具立てを準備するのが船上での仕事。<ハイパードルフィン>のTVカメラで見ながらマニピュレーターと呼ばれる遠隔操作用のマジックハンドで、水中重量が100kg程度の…