2022.0126 O.A 市立釧路総合病院 泌尿器科 森田研氏&釧路市こども保健部 国民健康保険課 特定健診担当…
今回は「どうしたら腎を守れるか〜検針データから考える〜」というテーマで2回に渡ってお送りします。
CKD、慢性腎臓病についてのお話しです。病院に従事者は病気になった人たちを診ていくいわゆる後方支援なのですが、そうならない様に、予防する方の主役が岡田氏
ということでお二人での出演になりました。特定健診ではCKD、慢性腎臓病に関する事はもちろん、主に高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの
生活習慣病に関する検査項目を実施します。あとは、身長、体重、腹囲の計測、医師の診察。生活習慣病は、自覚症状がないままに進行するのが特徴なので、
健診データから体の中で何が起きているのかを把握することがとても大切です。 よく、「元気だから」と自覚症状を基準に判断される方がいらっしゃるそうです。
大袈裟かもしれませんが、生活習慣病で自覚症状が出るのは、ある日突然人工透析が必要になったり、脳梗塞や心筋梗塞で倒れたりした時と言っても過言ではないそう。
CKDについては、尿検査でわかる蛋白尿や尿潜血と、血液検査でわかるクレアチニンで把握することができます。蛋白尿とクレアチニンは特定健診でわかるとのこと。
ところで、腎臓はどんなお仕事をしているかイメージがわきますか?尿を作っているイメージでしょうか?
腎臓の重要な働きのひとつに、血液中の老廃物や塩分をろ過し、尿として体の外に排出することがあり、この働きをしているのが糸球体。
この糸球体を血液が通ることで体にとって不要なものを取り除き、尿として排泄…